Bonanzaを将棋所で使う方法
Bonanzaを将棋所にインストールする方法を説明します。
Bonanzaの公式サイト (現在は閉鎖されています) でBonanzaの最新版をダウンロードします。ちなみにフリー版Bonanzaの最新版は2018年9月現在でBonanza 6.0です。
さらに「Bonadapter」のページでUSI-Bonanzaプロトコル変換プログラム「u2b」をダウンロードします。
ダウンロードした bonanza_v6.0.zip を解凍して適当なフォルダに入れます。先ほど将棋所のインストールで作成した「C:\Shogi」フォルダにインストールすることにします。「C:\Shogi」フォルダに解凍したbonanza_v6.0を入れます。解凍したときに bonanza_v6.0 等のフォルダが作成されない場合は自分で作ってください。
このとき64bitOSを使用している方は,「C:\Shogi\bonanza_v6.0\winbin」に入っている bonanza.exe を bonanza_x64_sse4.exe に差し替えると探索が速くなります。よく分からない方はそのままの状態で構いません。
さらに u2b.zip を解凍して u2b.exe をBonanzaの実行ファイルと同じフォルダ「C:\Shogi\bonanza_v6.0\winbin」に入れます。
ここで将棋所を起動します。将棋所をインストールしていない方は 前のページ を参考に将棋所をインストールしてください。GPS将棋のインストールは不要です。
ここで将棋所を起動したら「対局」→「エンジン管理」をクリックして「追加」を選択します。エンジン選択では bonanza.exe ではなくて「C:\Shogi\bonanza_v6.0\winbin\u2b.exe」を選択してください。
「エンジン設定」についてはよく分からない方は初期設定のままで構いませんが、注意点があります。
「u2b」は、将棋所の「対局」で設定した持ち時間や秒読み、「棋譜解析」の1手あたりの思考時間、「検討」の時間制限を無視します (仕様)。思考時間は「エンジン設定」で設定した以外の動作をしません。そのため「TimeControl」を「Time」にして「TimeB[sec]」をその都度変更するのがおすすめです。
また「表示」の「設定」で「対局または検討で、後手の評価値を反転表示」にチェックを入れていない方はチェックを入れてください。
以上で将棋所とBonanzaのインストールは終わりです。棋譜解析や対局などが自由にできます。
同様の方法で2016年の世界コンピュータ将棋選手権(第26回)で第2位の 技巧(2016年バージョン) や、第4位の Apery(2016年バージョン) を思考エンジンとして使えます。Bonanza以外の将棋ソフトでは「u2b」は必要ありませんのでご注意ください。
登録が可能な思考エンジンは USIエンジンのリンク(将棋所) が参考になります。