プロの将棋をソフトで検討しよう (マイボナで検討)
ここではマイボナを使って、棋譜を検討してみます。
始めにマイボナを起動し「ファイル」メニューから「棋譜・局面を開く」を選択します。
マイボナをインストールしていない方はこちらのマイボナのインストール方法を参考にインストールしてください。
先ほど保存した棋譜「oui20110912.kif」を開きます。
マイボナに棋譜が取り込まれました。
中央上部の「棋譜DB」のボタンをクリックすると過去50000万件の棋譜から本局と一致する棋譜から次の一手が表示されます。前例が多い手ほど太い矢印で表示されます。序盤は同一局面が多いので、棋士がどこで定跡や前例から離れたかが検討できます。
右上のプレイヤー選択で先手、後手ともに「Bonanza」に設定しそれぞれに同じ時間を設定します。持ち時間0分、秒読み1~10秒程度がおすすめです。時間を長くするとより深く正確な解析ができます。
「対局」メニューの「棋譜解析」を押すと解析が始まります。棋譜解析のウィンドウに一手ごとの解析結果と右下にグラフで形成判断が表示されます。どこで形勢が入れ替わったのか、どの手が悪かったのかなどが分かります。
任意の局面で画面上部の「ヒント」ボタンをクリックするとウィンドウ最下部に最善手(赤い線で囲いました)が検討されます。この機能は対局中の局面をリアルタイムで検討したり、大事な局面をより深く検討するのに便利です。
そのとき「表示」メニューから「読み手順ウィンドウ」を出しておくとBonanzaの詳しい読み筋がわかります。
タイトル戦では有名な棋士が指し手の解説をしてくれます。最強の将棋ソフトBonanzaとそれらの読み筋を比べてみると意外な違いがあり、観戦に楽しみが増すと思います。