将棋アンテナ 棒銀くん
  • 田丸 雑学堂

    田丸 雑学堂 (田丸昇 九段)さんのXデータ

    @NoboruTama0505
    将棋棋士の田丸昇(九段)です。約50年の棋士人生で得た経験や知識を基に、将棋界の情報や裏話、雑学などを書きます。私が関心を持つ将棋以外の分野をたまに題材にします。若い頃に撮った写真や所有している写真も載せます。コメントをお待ちしています。
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    • 開始した日 2023年9月17日
    • 住所 東京都
  • 1998年9月の将棋会館の火事は、不審火の疑いがあった。5階の出火場所は火の気がなく、普段は人気もない。1週間前にも小火が起きた。2階道場で負け続けたアマの人が、腹いせに火をつけたとの噂が後日に出たが、真相は定かではない。消防署は将棋連盟に、防犯カメラを館内に設置することを指導した。
  • 東京の将棋会館で火事が発生すると、館内にいた棋士、職員、将棋ファンら100人以上は外に逃げ出した。消防車が何台も出動して消火にあたった。幸いにケガ人はなく、5階の一部を焼いた程度の小火ですんだ。現場検証が終わると、火事発生から1時間ほどで対局が再開された。出火原因は何だったのか…。
  • 公式戦の対局が火災報知器の誤作動で中断したことは、以前にも稀にあった。しかし、1998年9月8日に東京の将棋会館での対局で、報知器のベルは誤りではなかった。将棋連盟の職員が火事の発生を大声で伝え、対局者らに避難を呼びかけた。火元は5階の裏階段で、白い煙が窓からもうもうと噴出した。
  • 8月18・19日に長崎県長崎市のホテルで行われた王位戦(藤井聡太王位ー伊藤匠二冠)第4局で、2日目の未明に館内の火災報知器が繰り返し作動する事態が起きた。対局者や関係者らは避難したが、誤作動であったことが後に確認された。そんな影響によって、対局開始時間は9時から11時に変更された。
  • 写真は、左から司会を務めた高橋茂雄(サバンナ)、田丸、女流棋士の山口恵梨子。山口は出産のためにしばらく休んだが、番組に元気よく復帰している。その山口には、公式戦の西山朋佳との対局で好記録がある。私はそうした背景をヒット曲の題名に例えて、「愛は勝つ」と形容した。正解は番組にて。
  • 「将棋フォーカス」の番組で、田丸は「注目している女流棋士はいますか」と問われ、磯谷祐維(いそや・ゆい)女流二段と答えた。各棋戦で活躍し、先日は初対局の福間香奈に勝った。タイトル戦にいずれ登場することだろう。写真(田丸撮影)の左は、2年前の磯谷。髪を染めて個性的な風貌だ(現在は黒)。
  • 現在の女流二強は、西山朋佳白玲(写真左・田丸撮影)と福間香奈五冠(写真右・将棋誌より転載)。両者はタイトル戦で何回も激突し、対戦成績は福間の58勝51敗(4不戦敗を含む)。実は福間ー西山の対戦数より多いのは126局。前掲写真の4人の女流棋士の中の2人。※記録はいずれも8月10日時点。
  • 2年前の女流棋士パーティーで中井広恵は、「タイトル戦で藤井聡太を破るような女流棋士が出てほしい」と語り、後輩たちにエールを送った。その中井が1993年にプロ公式戦で棋士に初めて勝つと、メディアで大いに話題になった。現代では女流棋士の実力が向上し、公式戦で棋士に勝つことは珍しくない。
  • 写真左は2年前の女流棋士パーティーの光景。左から蛸島彰子、清水市代、中井広恵、斎田晴子。中でも清水と中井はタイトル戦で何回も激突し、平成の女流棋界を盛り立てた。元女流棋士の林葉直子(写真右)もタイトル戦で活躍し、作家としても活動したが、1995年に将棋連盟を退会して芸能界に転身した。
  • 写真左(田丸撮影)は草創期の6人の女流棋士。左から女流アマ最強の関根紀代子、元奨励会初段の蛸島彰子など。あれから約50年。女流棋士は130人も生まれ、女流タイトルは8棋戦。写真右(同)は2年前の女流棋士発足50周年記念パーティー。女流棋士会長の山田久美が挨拶した。両写真には隔世の感がある。
  • 8月16日(日)にNHK・Eテレで放送される「将棋フォーカス」(10時5分〜30分)の前後半に田丸が出演する。テーマは平成の女流棋界。1974年(昭和49)に女流棋士制度が発足した頃、私は公式戦日程を決める将棋連盟の手合係を務めていて、女流棋戦の進行に関わる縁があった。番組の内容を少し紹介する。